こんにちは!
家庭課題の途中添削がぞくぞくと集まってきましたね!
みんなの家での努力が見えてきます。
前回は①細密課題の話しをしましたが、
今日は、当たり前なのだけど忘れがちなポイントを書いていこうと思います。
これを養うきっかけとして④絵画的感性課題を出しました。
・大学に合格するための練習として、
皆さんも知っているように、目の前にあるモチーフを見て描くことは
「受験で何が出されても描けるように・モチーフの特徴を知る為に・技術を向上する為に」とても重要なことですよね。
でも、もう一つ受験だけど忘れないで欲しいのは
出されたモチーフから受ける印象も大事にすることで、
意外と目の前のモチーフらしさが出せるのです。
当たり前じゃないですか!と思う人もいるかもしれませんが
受かるためにはどうしたらいいかという考え方だけに囚われて、
「描き方を教えてください!」となることが多いです。
何度もいいますが、もちろんこれは大事なことなんですよ。
でも、これらの思考だけにに囚われすぎると、
逆に足かせとなり色んな種類のモチーフが出されているのに
又は技術力はすでに持っているのに
「全て同じ質感・色に変化がない・状況が出ていない」と言われてしまうことがあります。
頑張っているのにこんなこと言われたらつらいですが
頑張っている時こそフッと引いてモチーフを見てみてください。
受験対策で描いた自分の絵を見たとき、食べ物は美味しそうですか?
硬い物は硬く、柔らかいものは柔らかいですか?
色、目の前にある植物の葉はそういう色ですか?
緑色という絵具の色はあるけど、この葉っぱの色、「ほんとうは??」
こういう当たり前のことを思い出してください。
ポイントは1枚全体で見たときに、1つ1つのモチーフだけで見るのではなく、
それぞれのモチーフの関係を比べながら判断することです。
目の前にあるモチーフを表現するために技術をつけるのです。
ここを忘れないでくださいね!
●有名画家の紹介
大の動物好きで、写真を撮るのが好きで
ジャポニズムに影響され、音や音楽と密接の関係にあるピエール・ボナール。
・ラヴェル作曲のピアノ曲を聴いて描いた絵です。
「水の戯れ」
・ジャポニズムに影響され描いた絵です。
「庭の女性たち」
受験の絵から少し脱線するような話ですが、絵の描き方ってなんでしょうね。
気にとどめておくと何かの時にきっと役にたつことがあると思いますよ。
湘南美術学院 日本画講師
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