2019年5月23日木曜日

GW課題:生徒の良作品紹介します!

こんにちは。今回はGW課題を何枚か紹介したいと思います。

GW課題のお題の一つが「人を驚かせる細密着彩」、ということでしたので、様々な驚き要素を持った作品を集めてみました。

絵は描き手側のことを注目しがち/主になりやすいですが、実は「鑑賞者がいる=人に伝える」この事こそ、受験時から意識してほしいです。 「驚かそう!」この鑑賞者側を意識したことが絵の動機ともなり、動機と技術習得が一体化することにも成り得ます。

また、絵を描く上で大切なのは、「よく観察すること」です。どの作品も人を驚かせるという意図で描かれていますが、共通するのは徹底的な観察です。
色・形だけではなく、においや手触りまでイメージできるような作品は共感を呼び起こし感動を与えます。
見慣れたモチーフにも新たな発見があるはずです。新鮮な気持ちでモチーフと向き合ってみてほしいと思います。

生徒作品
難易度高かった。もう少し完成度上げたいですが、モチーフチョイスは抜群ですね〇

実際に自宅で飼っているへびだそうです。今にも動きそう!

プチトマト。何気ないモチーフに表情を加え、ストーリー性を感じさせてます。

  ↑よく見るとおっさん!? 作者が想定で付け加えたそうです。

入れ歯!?モチーフの選択次第ではシュールな画面にも!

 結晶石。綺麗だと思わせたい描き手の意思が伝わりますね。

次回はショナビの着彩についての話題をお送りしたいと思います。




2019年5月16日木曜日

公開コンクールのアンケートより

全体講評時の写真(一部加工しています)
こんにちは。
先日の公開コンクールでは受験生にアンケートを配布し、記入していただきました。
ご協力大変ありがとうございました!全て読んでいます。
今回はアンケートの回答をもとに、いくつかピックアップしてお話ししていきたいと思います。



①石膏コンクールについて
「正解の形があるものなので、他の人と見比べると着彩よりも簡単に違いがわかりとてもためになった。」


石膏デッサン、という試験は目の前に「正解」が存在しています。つまり(再構築はしますが)目の前にある石膏像の印象に近ければ近いほど良いデッサンになるわけです。志望者が多く倍率が高いので、その近似値争いがし烈になりますが、本来「難しい」試験ではない、と考えています。また、講評で作品を並べた時にどの作品が似ているか、見やすいか、見比べると思います。多くの作品の中から自分の作品がどう見えるか客観的に見ることも必要です。コンクールや講習会などを利用して、自分の作品と他の人の作品を比較する経験を積んでいって欲しいと思います。


②コンクールの講評について
「先生によって意見が違うところがいろいろな視点から聞けておもしろい」


そうですね。合格する、という方向性は同じ、至るまでの「考え方」が違う、ので講師それぞれの意見が違っていて良いと思っています。そして学生が「自分が最も共感する講師の考え方なのは誰だろう?」と選ぶことで、本人に合った方法論をもとに活路を見いだせるのではないか、とも考えています。美大芸大の入学試験でも多くの先生が審査に参加されるはずですし、コンクールは多くの作品の中から「選ばれる作品」を描くという試験の予行演習です。さまざまな意見を聞き、そこから自分の考えをまとめる、つまり「考えて描く」ことを実践していってほしいと思います。


③石膏コンクールについて
「緊張感があり試験本番ってこんな感じかな、と思えてよかった」


アンケートでは緊張感を感じた、と答えてくれた現役生が多かったですね。
初めての大学受験となると緊張しないほうが珍しいかもしれません。本番までに公開コンクールを何回か受けたり、第一志望の前に試験が行われる大学を受験してみたり、と場数を踏むことも考えてみてはどうでしょうか。今年こそは、と意気込む浪人生も、年一度のチャンスを前に却って現役生よりも緊張するかもしれません。本番で緊張を減らすためには自分が落ち着けるルーティンを決める(鉛筆を削る、描き出す前にトイレに行く、など)、遅刻することなく予備校に来て準備をし、本番を想定して9:00からしっかり描き始める、など日頃からの習慣も大事にしてください。


④石膏コンクールについて
「コンクールでは先生からのアドバイスがないしどうしたらいいのかわからず苦戦した」

4月に始めたばかりで、今回が初の自力制作になった現役生も多かったと思います。
受験に間に合うかな・・・と心配しているかもしれませんが、大丈夫です!一枚ごとに自分の制作を振り返り、次回はこうしよう、と意欲的に取り組めばかならず実力はついていきます。
普段の授業後には、講師から言われたことを振り返る時間も作ってみましょう。そのうち自力制作の時に今まで言われたアドバイスを思い出すようになるはずです。


⑤コンクールの講評について
「上位の作品であってもいいところ、悪いところを同じくらい挙げている」
前回のブログにも書きましたが、上位作品もまだまだ伸びしろはあります。
試験は一発勝負なので一枚ごとの判断になりがちですが、今回は成功しても、次回はミスがあるかもしれません。たとえば調子が悪く自分のベストが発揮できなかったとしても、ボーダーに食い込めるようなところまでは持っていく・・・それが本当の実力と言えるでしょう。ショナビ日本画科では”本当の実力”が身につくまで丁寧に指導します!
今回は上手くいかないから、と途中であきらめることなく、最後まで粘り強く描く習慣を身につけてくださいね。



他にもたくさんアンケート質問の項目ありましたが、抜粋しました。
皆さんの考え方の参考、自問自答への対話相手、としてもらえると幸いです。
また、秋の公開コンに色々お話できたら、と思ってます。

次回はGW課題での家庭課題作品をアップします。お楽しみに!

2019年5月13日月曜日

公開コンクール開催されました!

こんにちは。季節は気持ちの良い初夏を迎え始めました。
今回は先日行われたショナビ日本画科公開コンクールについてです。

公開コンクール当日のショナビ横浜校!(写真は一部加工してあります)

石膏像もコンクールのためにクリーニングして、本番に近い白さに。
100名近い参加者で熱気あるコンクールになりました。

今回は上位の作品3枚をご紹介します。3位まではショナビ生の作品となりました。


講師からのコメント
「形態感と質感の表現に優れているため、画面の余白が空間としてよく見て取れる。反射光が関わる立面が淡白に抜けないことが今後の課題。」N講師より
「印象は概ね良いかと思いますが、黒さが汚れに見える可能性あり。影側の回り込みに変化がつけば、より空間が綺麗に見えるのではないでしょうか。」Y講師より


講師からのコメント
「明るめのトーンで爽やかな印象を受けます。細やかな質の作り込みとハーフトーンの綺麗さが目を引く作品に仕上がってます。初見の印象はいいのですが、細かく見ていくとまだまだ形の精度は上げれそうなので、今後はそこも強化していきましょう。」H講師より
「マルスの印象を捉えることには概ね成功しています。ただ、胴体部分、右腕の構造のイメージが少し弱い印象です。輪切りにしたら変な形になりそうな・・・。描写の熱さ、質感表現など良い部分が多いので、形への意識をもっと高めて隙をなくしましょう。」K講師より


講師からのコメント
「細部までかちっとよく描けています。その分トーンが似てしまったりバルールが少しはずれてしまった印象も受けますので、最後の調整に時間を使っていくとよりよくなるでしょう。」O講師より
「この作品は鉛筆の色幅を的確に使い、距離や状況がよく表現されています。完成度も高く上位の中でも目立つ作品でしたが、頭部と体のバランスがマルスの印象から少し外れたことが大きな欠点となってしまいました。」A講師より



今回の石膏公開コンは年度開始直後という時期的なこともあり、全体的に像の印象を外している作品が多かったですね・・・
上位の三枚もこの中では上位というだけで決して全国公開コンクール1、2、3位のレベルではまだないなという感じでした。つまり、まだまだ伸びしろがある、ということです!

公開コン参加者は年度最初の実力を見極め、1学期の目標作りとしてコンクールの結果を利用しましょう。

ショナビではこれを踏まえての面談が5月から始まりました。伸ばすポイント、ミスしやすいポイントなどそれぞれの目標を立てて講師と共有している最中です。

現役生で健闘し上位に入った人もそうでない人も、高校3年生はこれからが本格的に実力を伸ばしていく時期です。順位だけで一喜一憂せずに、今後の目標をしっかり定め、着実に力をつけて行きましょう!
受験で争う、というリアリティーをこの時期に体感できたのが一番の収穫です。

そういえば新元号になりましたね。前年との気持ちの切り替えの節目として、今回のコンクールを踏まえて、気を引き締め頑張っていきましょう!

次回も公開コンクールについてお話していきたいと思います。



2019年4月26日金曜日

GWの過ごし方

こんにちは。ショナビ日本画科です。

日本画科全国公開コンクールが間近にせまってまいりました。
ほぼ定員が埋まっており、いつもと違う緊張感での制作となりますが、存分に実力を発揮してください!試験当日ショナビ横浜校に初めて来る人は、時間に余裕をもって出発してくださいね。
公開コン特別サイト→http://shonabi.jp/koukaijp.html 

さて、ついに世間はGW、今年は令和への改元もあり、にぎやかな連休となりそうです。
長期連休で予備校がお休み、という受験生も多いと思いますが、休みの間も展覧会を見に美術館へ行ってみたり、普段はなかなかできない風景スケッチにでかけたりと自分を磨くチャンスです!

ショナビ日本画科では、ゴールデンウィークに課題を出して一層のレベルアップを目指します!今回は課題の内容も少しだけ紹介します。

①「人を驚かせる」細密着彩
絵は描き手側のことを注目しがち/主になりやすいですが、実は「鑑賞者がいる=人に伝える」この事こそ、受験時から意識して欲しいです。
また、「驚かそう!」この鑑賞者側を意識したことが絵の動機ともなり、動機と技術習得が一体することにも成り得ます。
アイデアを練って、制作することを期待しています!

②「GWだ!美術館へ行こう!」美術館レポート課題
・東京都美術館    「クリムト展」 
・東京都現代美術館 「百年の編み手たち-流動する日本の近現代美術-」                      
・山種美術館      「花・Flower・華 –四季を彩る-」
・DIC川村記念美術館「ジョゼフ・コーネル コラージュ&モンタージュ」
・MOA美術館     「北斎漫画と冨嶽三十六景」
ショナビ日本画科は課題を出して終わり、ではありません!
課題をもとに面談を行い、今後の制作の方向性や、絵画への考え方を生徒一人ひとりと話しあいます。
芸大美大に入っておしまい、ではなく、入学後役に立つ技術、考え方を身につけてほしいと願っているからこその指導・・・これもショナビ日本画科が近年着実に実績をあげている理由の一つです。

予備校で制作する以外の時間の頑張りで、他の受験生に差をつけることもできるはず!
さまざまな機会を利用してレベルアップを図ってください!

最後に展示のお知らせを。杉山先生が参加するnensの展示です。



それではよい連休を!公開コンクールでお待ちしています!


2019年4月16日火曜日

ショナビ日本画の石膏デッサン①

今回の日本画科ブログは、公開コンクールについてのお知らせと石膏デッサンについてのお話です。


ショナビ日本画科のコンクール参加の一番のメリットは、内部生外部生ともに丁寧な講評が受けられることです。
外部生に対しては、コンクール後に詳細な「診断シート」を送り、実力アップにつながるアドバイスを行います。また、希望者には持参作品の講評や現在の状況の相談、今後のイベント予定などもお知らせしていきます。


内部生対しては、年間通して頻繁に行う面談でコンクールの目標を設定したり、コンクールに向けての取り組み方を考えたり、とコミュニケーションを密に取りながら制作のフォローをしていきます。終了後にも反省を聞き取り、今後の課題を見直す面談を行う予定です。


さて、ここで2枚の石膏デッサンを紹介します。



これは今年の芸大合格者の石膏デッサンbefore-afterです。
1枚目が2018年4月、2枚目が2019年入直です。


beforeの時点でも良いところはたくさんありますが、髪の毛が部分的に見えてきたり、大胸筋あたりの鉛筆のタッチが形になっていなかったりと、荒削りな印象です。形の印象も胴体部分はかなり怪しい…ですね。


afterでは自然な光を感じ、バルールの精度が上がっているのと、表現的にも無理のないスッキリとした仕上がりになっています。
絵を見た人が「違和感」を感じない、ということも大事な観点です。


毎回の課題で「これはできるのだけど…」「もう少し◯◯、といつも言われる」「具体的にどう改善したら良いのかわからない」
そんな浪人生ならではの疑問にも、応じていきます。


ショナビ日本画では生徒一人ひとりの個性に合わせた指導を丁寧に行います。年度の始めから入試直前までその時の状態を判断し、タイミングに合わせて面談や課題の設定を行っています。
作品を一枚講評して終わり、ではなく、制作の流れを数枚単位で見ながら、良くなったところや改善したいところを判断し、具体的にアドバイスをしていきます。


もちろん今回の石膏デッサンコンクールでも、受験生全員に具体的なアドバイスを行って
いきます!


飛躍するきっかけが欲しい高卒生のみなさん、参加が初めての高校3年生のみなさんも、是非ショナビ日本画科のコンクールに参加してみてくださいね!
http://shonabi.jp/koukaijp.html ←クリック!

2019年4月15日月曜日

『公開コンクール』って?

今回のショナビ日本画科ブログでは、現在受付中の石膏デッサン公開コンクールについてお知らせしていきたいと思います!

日本画科を受験するのは決まったけど、コンクールって受けた方がいいのかな?と考えている全国の高校三年生、今がチャンスです!

公開コンクールは全国の美大を目指す受験生が集い、その実力を確かめる年数回の貴重な機会です。この新年度が始まった今だからこそ、全国でもトップクラスの受験生の実力を間近に見ることで、自分の到達度を確認しましょう!今後の目標や完成のイメージを早めに得られることで、5月~夏期講習までの制作が大きく変わってくることは間違いありません

「東京藝大受けないからコンクール受けなくていいでしょ?」と思った人、少し考えてみてください。
近い将来、美大芸大に進学し、就職もしくは作家活動することになっても、結局はハイレベルのクオリティを目指し、同業者と切磋琢磨することは必須・確実です。今から自分のレベルを下げずに高みを目指してください!始めるのが遅くても、心掛け一つで実力は飛躍的に伸びます!無理かも、と思っていた夢にも近づけます!その一歩をショナビ日本画の公開コンクールで!


【お申し込み手順】
①まずは、特設ページhttp://shonabi.jp/koukaijp.htmlにアクセス。
②内容をよく読んで「申込フォーム」ボタンをクリック。必要事項を入力してください。
③4/25(木)が入金の締切となります。お早めに受験料をお振り込みください。
入金確認ができたらショナビからお手続き完了メールがお送りします。申込みはこれでOK!

【コンクールの流れ】
⑤前日4/28(日)に持ち物、場所のチェック!
持ち物 昼食、鉛筆デッサン用具、木炭紙大パネルに白象紙水貼り
場所 ショナビ横浜校(横浜駅からは迷わずこれれば10分弱です。南口改札口右手→横浜駅みなみ西口を目指してください。)
⑥当日4/29(月)朝8時30分開場です、座席を見て着席、制作準備。
⑦9時コンクール開始!
12時から一時間の休憩中に参考作品部屋にて参考作品も見ることができます!1日目は16時で制作終了です。
⑨2日目4/30(日)も9時~16時(お昼休憩12時~13時)制作、終了後採点
⑩全体講評(17時30分~18時30分)ののち、グループに別れて個別講評(18時30分~20時)。受験生全員一人ずつしっかり講評します。
⑪20時30分には終了予定です。


なんとなくコンクールの制作過程イメージができたでしょうか?特に現役生は受験が初めてになるので、なるべく沢山このような機会を利用すると良いと思います。
当日ショナビ横浜校で会えるのを楽しみにしています!

春期講習、石膏1次デモンストレーター課題の様子


2019年4月3日水曜日

ショナビ日本画/春の公開コンクール開催のお知らせ。

ショナビの春期講習も先日ついに最終日を迎えました。合格者によるデモンストレーションあり、座談会あり、特別課題ありの盛り沢山の内容で、各校盛況でした!



↑合格者の再現作品の1枚です。他、多数の合格者再現作品を制作してもらいました。
内部生はもちろん、また講習会などで来てくれる方にもお見せできるよう、準備していきたいと思っております。


そして公開コンクール開催のお知らせです!
来たる4/29(月)、30(火)に芸大一次試験形式の石膏素描コンクールをショナビ横浜校にて開催します。
おかげさまで、例年アンケートでも「分かりやすい」「具体的だった」となかなか評判の良いショナビの講評会、是非今年度の受験の中に取り入れてもらえると嬉しいです。

元号が変わるとき、平成最後の描き納めと、令和元年の芸大美大受験開始をこのコンクールを節目に始めてみませんか?

詳しくは特別サイト(←クリック!)をご覧ください。多くの方の参加をお待ちしています!